Surface Go(サーフェスゴー)VS iPad(アイパッド)9.7 2018比較:違いはなに？

タブレット業界の帝王は間違いなくApple社の
iPad(アイパッド)でしょう。
Samsung Galaxy Tabなどの挑戦者はいたものの、
長い間帝王の座を守り続けてきました。
そんなiPadの座を奪うため、Microsoft社が最近
廉価版タブレット（＆ノートPC）である
Surface Go(サーフェスゴー）をリリースしました。
果たしてこの10インチ型デバイス、アップルが支配する
タブレット界を揺るがすことができるのでしょうか？
これからそのSurface Goと9.7インチ型iPadを比較してみます。
（Surface Goレビュー記事はこちら）

参考動画

Microsoft Surface Go(マイクロソフト・サーフェスゴー)VS Apple iPad(アップル・アイパッド)9.7インチ型 2018年度版比較:デザイン

予想通り、アップルとマイクロソフトがリリースした
新型タブレットらは前作と殆ど同じ形をしていました。
サーフェスは通常のサーフェスデザイン。
サーフェスプロと比べ若干角が丸くなってはいますが。
アイパッドはちっとも変わっていません。
ユーザーにとって幸いなのはサーフェスゴーが
サーフェスプロと変わらない素晴らしいキックスタンドを
持っていることです。ペンをよく使うユーザーに
とって吉報に間違いなし。
アイパッドの場合、キックスタンドはありませんが
スマートカバーを購入すればほぼ同じような
ことができます。

両タブレットとも非常に薄い方ですが、iPadが7.5mmで
Surface Goが8.3mmなのでiPadの方がもうちょっと
薄いと言えます。そして重量（重さ・質量）も
iPadが469gでSurface Goが522gなのでもう少し
iPadの方が軽いです。
なので持ち運びやすさという点ではiPadの方が
上であると判断できます。
ただ、薄さには代価があり、iPadの場合、繋げられるのが
ライトニングコネクタ一つです。Surface Goも決して
豊富とは言えませんがUSB-Cポート、microSDスロット、
サーフェスコネクトポートを一つずつ提供しています。

Microsoft Surface Go(マイクロソフト・サーフェスゴー)VS Apple iPad(アップル・アイパッド)9.7インチ型 2018年度版比較:ディスプレイ

他はともかく、現時点で最高のディスプレイを
備えているタブレットは何か？という質問に
iPad以外のタブレットの名を挙げる専門家は
そう多くはないでしょう。2048*1536解像度(264ppi)の
9.7インチ型IPSディスプレイは自他公認最高の
タブレットディスプレイです。
豊富で正確なカラーを提供しますし、指紋防止コーティングが
施されていますし、今はスタイラスペン（アップルペンシル）
にも対応します。
しかしSurface Goの10インチ型1800*1200解像度(217ppi)も
そこまで劣っているわけではありません。
実際に両端末のディスプレイを比べてみて
大きな違いを感じるユーザーは少ないでしょう。
しかし高精細、という面ではより解像度の高い
iPadに軍配が上がります。

Microsoft Surface Go(マイクロソフト・サーフェスゴー)VS Apple iPad(アップル・アイパッド)9.7インチ型 2018年度版比較:ソフトウェア

両端末は全く違うソフトウェア環境を提供します。
iPadに搭載されているのはiOS 11です。
iPhoneにも搭載されているこのOSは豊富なモバイルアプリを
揃えています。また、インターフェースは直感的で使いやすく、
簡単なアプリ、ゲーム、メール閲覧、ネットサーフィンに
適しています。
一方のSurface GoはWindows 10のSモードを提供しますが
無料で普通のWindows 10に変換することができます。
これによってデスクチップ用のウィンドウズアプリを
利用することが可能となり、ビジネス関連アプリや
ハードな作業もできるようになります。
ソフトウェア面ではこのような明確な違いがあるため、
シンプルなインターフェースと軽いモバイルアプリ、
動画鑑賞、気軽なネットサーフィンを楽しみたいのならiOS、
専門家向けのアプリやキーボード、マウスを活用した
仕事をするのであればWindowsの方が適していると
言えるでしょう。

Microsoft Surface Go(マイクロソフト・サーフェスゴー)VS Apple iPad(アップル・アイパッド)9.7インチ型 2018年度版比較:性能（パフォーマンス）

アイパッドの内部にはApple A10 Fusionプロセッサーが
内蔵されており、2GB RAMと32GB(もしくは128GB)ストレージ
容量を提供します。
サーフェスゴーの場合CPUはIntel Pentium Gold 4415Y
プロセッサーで、4GB RAM/64GBストレージモデルと
8GB RAM/128GBストレージモデルを提供します。
よりスピーディーに感じられるのはアイパッドです。
アプリもネットサーフィンもより速やかに反応しました。
それにグラフィックチップの差もあります。
Pentiumチップに付いているIntel HD 615グラフィックで
最新3Dゲームをプレイすることは難しいです。
しかし同じくゲーマー向けに設計されては
いないものの、それでもアイパッドはアップストアの
ゲームなら何をぶつけても軽やかにこなしてくれます。
さらにアイパッドはサーフェスゴーにはない
LTE接続機能も持っています。今後サーフェスゴーにも
適用されるといいますが、それがいつになるかは
わからない状況です。

Microsoft Surface Go(マイクロソフト・サーフェスゴー)VS Apple iPad(アップル・アイパッド)9.7インチ型 2018年度版比較:キーボードとペン

どっちもキーボードとペンは別売りです。
しかしサーフェスペンとアップルペンシルという
専用ペンはあるのに対し、キーボードは
アイパッドの場合、専用がないという違いがあります。
（10.5インチ版iPad Pro用のはあります。）
だから必要な場合、サードパーティ側の製品を
購入する必要があります。一方のサーフェスゴーは
タイプカバーという素晴らしいキーボードを
持っています。価格はアップルペンシルが税込みで
11,664円。Surfaceペンとタイプカバーキーボードが
同じく税込みで12,744円です。

Microsoft Surface Go(マイクロソフト・サーフェスゴー)VS Apple iPad(アップル・アイパッド)9.7インチ型 2018年度版比較:バッテリー

バッテリー寿命はiPadの方が長いです。正確に測ったわけでは
ありませんが、1～2時間位長い印象でした。

Microsoft Surface Go(マイクロソフト・サーフェスゴー)VS Apple iPad(アップル・アイパッド)9.7インチ型 2018年度版比較:認証方法

Surface Goは顔認証、iPadは指紋認証でログインでき、
共にスムーズに作動します。

Microsoft Surface Go(マイクロソフト・サーフェスゴー)VS Apple iPad(アップル・アイパッド)9.7インチ型 2018年度版比較:価格（値段）

マイクロソフトストアでSurface Goのエントリーモデル
（4GB/64GB)価格は69,984円、
上位モデル（8GB/128GB)は89,424円です（税込）。
iPadの場合、アップルストアで32GB版WI-FIモデルが37,800円、
WI-FI+CELLULARモデルが52,800円です。
128GB版はWI-FI版が48,800円、
WI-FI+CELLULARモデルが63,800円となっています（税別）。

Microsoft Surface Go(マイクロソフト・サーフェスゴー)VS Apple iPad(アップル・アイパッド)9.7インチ型 2018年度版比較:結論。どっちを買うべき？

結論は簡単です。タブレットとして使うなら迷わずiPad。
もっと安いし、パワフルで、画面が高精細で、
バッテリー持続時間が長いです。
でもマウスやキーボードを頻繁に使う作業をしたり、
ウィンドウズが必要ならSurface Goでしょう。
（記事作成日:2018-09-08)